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シルク印刷とは?
こんな人にオススメな記事です!

ライター:
しばた
本日は看板を始めとした、様々なものに利用されているシルク印刷について解説していきたいと思います。
よろしくお願いします。

岐阜県を中心にご対応!
クラフトです。
今回の看板ブログは
『シルク印刷とは?』
といったテーマで書いていきたいと思います
看板を始めとした様々な物に利用されている
シルク印刷ですが、
『そもそもシルク印刷って何?』
『どんなものに使われているの?』
といった疑問も出ることがあるかもしれません。
よろしければぜひチェックくださいませ!
街で見かける看板のほぼ全ての製作を賜っております!
ぜひ製作実例もご覧くださいませ!
シルク印刷とは?
まず、シルク印刷がどんな印刷方法なのか解説していきます。
シルク印刷とは別名シルクスクリーン印刷とも呼ばれ、スチールや木材などの素材で作った枠に、ポリエステル繊維などで織り上げたスクリーンと呼ばれる版に対して上からインクを載せ、スキージーと呼ばれるヘラで一気に印刷したいものへインクを写す印刷方法です。
シルク印刷と言いう名前の由来は、現在ではポリエステル繊維などを使用しますが、シルク印刷が考案された初期に実際に絹(シルク)素材を使用していたためだと言われています。
シルク印刷はインク載りのよさと、高い耐久性を持ち、ノベルティグッズの製作や簡易的なオリジナルアイテムを製作する際に用いられることが多いです。
使い方1つで多様な製作ができるため、自社のロゴやデザインを使って製品を作りたいときにおすすめです。
メリットとデメリット
では、シルク印刷にはどんなメリットとデメリットがあるのか見ていきましょう。
メリット
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1.耐久性が高い
シルク印刷に使用されるインクは耐久性が高く、長持ちします。これは通常の印刷のようにインクを染み込ませるのではなく、インクを載せた後に乾燥させ、製品に定着させるためです。 定着したインクは水などにも強く、剥がれにくいため衣類などの布製品にも使用されることが多いです。
2.仕上がりが鮮やか
シルク印刷は、一般的な印刷方法よりもインクを多めに塗ることができるため、色味をはっきりと表現することができ、仕上がりが鮮やかになります。 また、インクを厚めに塗るため下地の色の影響も受けにくいです。
3.印刷できる素材が多い
シルク印刷は印刷面が滑らかであれば、基本的にどんなものにも印刷することができます。 例えば、布や紙はもちろんのこと、陶磁器やガラス、金属板などにも印刷することができます。他にも電子機器や液晶画面にもシルク印刷の技術が利用されています。
4.低コストで大量生産ができる
シルク印刷は、印刷する枚数が多ければ多いほど割安になります。始めに製品ごとや色ごとにスクリーンを制作する必要がありますが、 ロット数が多ければ多いほど、一つのスクリーンでたくさん印刷することが可能となり、初期コストを抑えることができます。 また、色数が少なければその分のスクリーンの製作費用が抑えられるので、したがってコストを抑えることができます。
5.イメージに近い色味にすることができる
シルク印刷に使用されるインクは、個別で調色して印刷するため、イメージに近い色で印刷をすることができます。
デメリット
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1.受注から印刷まで時間がかかる
シルク印刷は、スクリーン1枚につき約1週間ほど時間がかかってしまいます。 そして印刷後にインクを乾かす時間も必要であるため、その分時間がかかってしまいます。
そのため、大量にシルク印刷をする場合は、計画的に早めにご依頼いただけますと安心です。2.細かいデザインが表現できない
シルク印刷は性質上、細かい線や文字などの表現は苦手で、文字がつぶれてしまったり、欠けてしまったりしやすいです。 また、グラデーションや色の濃淡などを表現することもできないため、そういった場合は他の印刷方法をおすすめしております。
3.多色印刷にはあまり向かない
シルク印刷は色ごとにスクリーンを製作するため、使用する色の数が多ければ多いほどかかるコストが高くなります。
また、一枚ずつ重ね刷りをするため、色の種類が多いとその分細かい印刷ずれも生じてしまいます。4.少数生産に向いてない
シルク印刷をする際には、必ずスクリーンを製作する必要があり、スクリーンの製作にはまとまった費用が必要となります。
なので、印刷枚数が多ければ多いほどコストは割安になりますが、逆に言えば印刷枚数が少ないとその分コストが割高になってしまうということになります。
どんなところによく利用されるのか
では、実際にシルク印刷はどんな所で利用されているのか見ていきましょう。
シルク印刷は、紙・布・陶磁器・ガラス・看板・金属・電子機器などの様々な製品に対して印刷が可能で、耐久性や耐候性が高いことが特徴です。
また、スクリーン自体が柔軟なので、滑らかな面であれば平面だけでなく、曲面がある製品にも印刷することが可能です。
なので、トートバックや水筒、Tシャツなどの衣類を始め、屋外看板やステンレス製社名版など幅広く利用されています。
また、ビジネスだけでなく、アートの世界でもシルク印刷は注目されています。
シルク印刷の工程
次に、シルク印刷の工程を解説していきます。
1.スクリーンとインクの作成
まず初めに、スクリーンを作成とインクの調色をします。
スクリーンは、樹脂素材のフィルムを用意し、印刷したいデザインをそこに描きます。次に紫外線で、フィルムからスクリーンへデザインを焼き付けたらスクリーンの完成です。スクリーンは使用する色の数だけ必要となるので、それに合わせて作成していきます。
そして、シルク印刷をするためのインクも作製していきます。印刷物のデザインを考慮し、必要なインクを調合していく作業です。デザインを忠実に再現するためには、正確に調色をする必要があります。2.印刷媒体についた汚れ落とし
スクリーンが用意できたら、次は印刷媒体を用意します。
スクリーンのデザイン部分は目が細かいメッシュ状になっているため、ホコリや汚れに強くありません。そのため、印刷をする前には印刷媒体の状態を細かくチェックする必要があります。
デザインの途切れや、ピンホール(針で刺したようなごく小さな穴のこと)ができてしまう場合もあるのでしっかりとチェックをしていきます。
また、繰り返し使用することによって、インクが乾燥してダマになってしまったり、固着してしまったりすることもあるので、スクリーンのメンテナンスは定期的に行い、綺麗に保つ必要があります。スクリーンにインクを載せて乾燥させる
作ったインクをスクリーンの上に直接載せ、ヘラで色を付けていきます。このヘラはスキージーと呼ばれています。スキージーで刷るときは、一定のスピードで均一な圧力をかけるのがポイントです。
スキージーに加える力・スキージーの角度・スピードなどにより印刷媒体に乗るインクの量が変わってくるので、それぞれのデザインに合わせて細かい調整が必要となります。
印刷媒体にインクを載せたら、そのまま専用の乾燥機で乾燥させ、完全にインクが乾燥したら完成となります。
まとめ
ここまでシルク印刷の特徴や工程などについて解説してきました。
シルク印刷はインク乗りの良さや耐久性・耐候性に優れているなどの特徴があることが分かりました。
また、大量生産に向いており、印刷できるものの種類が豊富といった良い点もたくさんありました。
クラフトではこういったシルク印刷看板のデザインから専門業者様への発注、施工まで承っております。